抜群に仕事が早くなる仕事の進め方【創造型思考力=自分で考える力が重要】

ビジネス思考

こんにちは。もぎです。

 

「なんで自分はこんなに仕事が遅いのだろう。。。」

 

と悩んだ経験はありませんか?

会社に入りたてや、新しい部署に移動したてであれば誰しもがこんな悩みを持つと思います。

中には、仕事を一通り覚えて一生懸命やっているのに、空回りばかりしてしまう人もいるかもしれません。

そんな方のために今回は、抜群に仕事の進め方が早くなる思考方法をご紹介します。

 

✔︎こんな人に読んで欲しい

  • 調べ物は得意だが、「それで、あなたはどうしたい?」と聞かれると言葉に詰まる
  • 完璧主義で、検討材料が揃わないと行動に移れない
  • 他の人の仕事の課題はすぐに見つけられるのに、自分の仕事は思い通りいかない
  • 自分の意見は色々提案するが、「結局何が言いたいの?」とよく質問される

一つでも当てはまるものがあったら、それは自分の頭で考えずに思考停止して仕事をしていることが原因かもしれません。

 



優等生だから仕事が遅くなる

初めに一つ質問をさせてください

「日本の各家庭にあるエアコンを合計すると、何台くらいになるでしょうか?」

 

3分ほどで正解を導き出せる方は、十分に自分に頭で考える力が養われていると言えるでしょう。

「3分じゃとても調べようがない」と思った方は、この記事を最後まで読むことをオススメします。

 

もしあなたが大学生で、卒業研究のデータとして上のエアコン台数の情報が必要なのであれば、然るべき手段でいちから調査するのもいいでしょう。

ですが、あなたが某大手空調メーカーに勤めている社員とした場合、そんなにじっくり時間をかけて調査をしている時間はありません。
ビジネスにおいてはスピード感のある意思決定が何より大切な場面が、往々にしてあるのです。

 

では、3分で答えを導き出す考え方の一例をご紹介します。

 

必要となる情報は以下です。

日本の世帯数(2019年):約5,800万世帯(総務省統計)
世帯当たりのエアコン保有数:2.5台(経験則から

よって、日本にある家庭用エアコンの総数量は、
約5,800万世帯×2.5台≒1億4,500万台と推定できます。

日本の世帯数をインターネットで調べるだけなので、1分もあれば算出できますよね。

 

そんな適当な方法でいいの?と思った方、それでは念の為、他の方法で検算をしていきます。

 

✔︎検算①

2018年度エアコン出荷台数:約981万台(日本冷凍空調工業会による統計)
エアコンの平均寿命:約13.5年(総務省統計)
※各メーカーの機種にもよりますが、修理部品などのアフターサービスの期間もおおよそ10年強ですので、おかしな値ではないでしょう。

つまり、家庭用エアコンは年間約981万台販売され、13.5年毎に買い換えられるため、
981万台×13.5年≒1億3,200万台と計算できます。

 

✔︎検算②

日本の世帯数(2019年):約5,800万世帯(総務省統計)
エアコンの普及率(2019年):約90%(内閣府消費動向調査)
普及世帯当たりの平均台数(2019年):3.21台(↑)

よって、
5,800万世帯×90%×3.21台≒1億6,700万台

 

どちらも1分で算出した数字とそれほど変わらないことがお分りいただけると思います。

 

このように、手元にある情報から、一見予想もつかないような数字を論理的思考能力を使って概算していく手法をフェルミ推定といいます。

 

ビジネスの場面においては、正確な情報よりもスピード感が重要視される場面が多くあります。

そんな時に、一つ一つの情報を集めて完璧に武装してから論を組み立て始めたのではもう遅いのです。

 

このような傾向は、一般的に優等生とされる高学歴で勉強のできる人に多いといわれています。

試験に受かるための勉強を、つまり、ある問いに対して必ず一つの正解が導き出せるような勉強を長年してきた弊害ともいえるでしょう。
それ自体は全く悪いことではないですし、”知識”という頭の良さも一つの武器になり得ます。

ただし、仕事を円滑に進めるためには、過去に記憶した知識を頭から引っ張り出せるようになる「知識型の思考」ではなく、これまでの経験と知識から新たな答えを見いだせる「創造型の思考」が必要になります。

 

まずは、完全完璧な100点の答えにたどり着くのではなく、60点でもいいから早く答えを出せる方法を考えましょう。

 

なぜ「創造型の思考」の重要性が高まっているのか

仕事をうまく円滑に進めるためにはどんな能力が必要でしょうか?

比較対象に、身近な例として「料理」を取り上げて考えていきましょう。

 

「美味しい料理」は大きく3つの要素で構成されます。

  1. 食材
  2. 調理
  3. 見た目(盛り付けや食器など)

仕事におけるアウトプットも基本的な構成はこれと同じで、「食材」に相当するのが、インターネット上の情報やこれまでに蓄積した経験や知識といった知識力です。

次に、「調理」に相当するのが創造型思考力、つまり手持ちの情報や知識を最大限に組み合わせて、自分なりの味付けをするための能力です。

最後に、「見た目」に相当するのが、見や提案を相手に伝えるためのプレゼン力や対人関係の基礎としてのコミニュケーション能力です。

 

先ほどもお伝えしたように、これまでの学校の勉強で培われてきたのは、主に知識力でした。

これまでの日本(諸外国に追いつくことが大きな目標であった時代)では、先進国のイノベーションを「記憶」して、いち早くその技術を真似して実行することで安価に高品質の製品を生み出してきました。

しかし、今の時代では「良い製品」を生み出すだけでなく、潜在的な顧客ニーズにあった付加価値を提案・提供することが至上命題に変わってきており、自ら考える力、すなわち創造型の思考力が必要になったわけです。

 

これは、AI(人口知能)やロボットの発展が進むことで、さらに激しくなります。

「人間ならではの付加価値が提供できる仕事」として、創造型の思考力が必要になるのは自然な流れと言えますよね。

 

抜群に仕事が早くなる仕事の進め方 まとめ

仕事が早くなる仕事の進め方として、創造型の思考力が必要であることがお分りいただけたと思います。

 

これまで「知識力」だけで仕事をしてきた、と心当たりはなかったでしょうか?

ビジネスにおいては、完成度が低くても限られた時間と情報で最大のアウトプットを出すことが求められます。

「正解」を覚えるだけの知識型の思考力への依存から脱却し、「たった一つの正解」がない、上司やお客様の期待や要望に応えるための創造型の思考力を養うトレーニングをしましょう。

 

そのための具体的な思考法は次回の記事でご紹介することにします。

 

それでは、本日も最後までご覧いただきありがとうございました。

また次回の記事でお会いしましょう。

 

本日もお疲れ様でした。

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