疲れた体を癒すオススメの入浴法【疲労回復のための5つのルール】

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こんにちは。もぎです。

 

その日の疲れを癒すために、浴槽に浸かっている時間が1日で最も幸せな時間ですよね。

半身浴で長風呂が好きな方、熱めのお湯でさっと入られるのが好きな方など、入り方の好みは人それぞれだと思いますが、現代医学でオススメといわれる入浴方法があるということをご存知ですか?

 

今回は医学的に「疲れた体を癒すためにオススメ」とされている入浴方法をご紹介していきます。




入浴による健康効果

現代医学で明らかになった「入浴の健康法」にはさまざまなものがありますが、ここでは代表的なものをいくつかご紹介します。

 

温熱効果

入浴による健康効果の代表が、温熱効果です。

温熱によって体が温まることによって、血管が拡がり心臓の動きも活発になります

たくさんの血液が体中を循環することで、血行が促進される効果があります。

 

血液には、酸素や栄養分、ホルモン、免疫物質などの私たちの体にとって必要なものを運んで、反対に二酸化炭素のや疲労物質、老化物質などの不必要なものを回収する働きがあります。

血流が増えることで、体の隅々まで血液が行きわたり、新陳代謝が活発になるので、体はすっきりとリフレッシュできるのです。

 

静水圧効果

お湯の水圧には全身マッサージのような効果があります。

水深1メートル地点では、1センチあたり100グラムの水圧がかかるのですが、入浴でこの水圧が体全体にかかるため、血液の流れが促進されます。

温熱効果との相乗効果で、温かい血液が体中を巡るため疲れも取れやすくなります。

 

温泉などの特別な泉質を持った水に限らず、普通の水道水で沸かしたお湯でも、適切な入浴習慣により、肩こりや腰痛などの体の軽微な痛みは大幅に改善できます

また、水中に体を沈めることで発生する浮力は、体を重力から解放してリラックス効果をもたらすことがわかっています。

 

 

疲労回復のための5つの入浴ルール

疲労回復にとって大切なのは「血液循環」と「自律神経」、そしてその後に続く「睡眠」です。

まず最も重要なのはシャワーを浴びるだけでなく、「湯船に浸かること」です。

 

入浴ルール

1.温度は40℃

人によっては少しぬるいと感じる温度かもしれません。

しかし、幅広い年齢層・体力層にとってリスクの小さい温度とされているのが40℃となっています。

 

2.「全身浴」で肩まで浸かる

半身浴より全身浴の方が健康効果が高いので、しっかり肩まで浸かることが大切です。

ここで注意点が2点。

 

一点目は、いきなり浴槽に入らないこと、かけ湯やシャワーでお湯の温度に体を慣らす必要があります。

この時、手や足など心臓から遠いところから順番にしていきましょう。

これをすることで、入浴中の心臓発作や脳卒中を防ぐことができます。

 

そして、二点目が、心臓や呼吸器に疾患のある方はあらかじめ主治医に相談すること。

肩までお湯に浸かることで、圧迫感や息苦しさを感じる人は無理せず半身浴にしましょう。

 

3.浸かる時間は10分

長く入る方が健康にいい、というわけではありません。

10分からせいぜい15分で十分です。

ただし、習慣的に毎日湯船に浸かることが大切です。

 

汗をかきながら我慢してお湯に浸かり続けると、のぼせてしまうので注意しましょう。

適度に水分補給することも忘れずに!

 

4.入浴剤でリラックス効果を

血流アップと疲労物質除去効果のある「硫酸ナトリウム」を含んだ入浴剤を使用するのがいいでしょう。

泡が出る炭酸系の入浴剤は、血管を拡張し血流を改善する効果があります

また、好きな香りに身を包むことでのリラックス効果も期待できます。

 

5.入浴後は温熱効果を逃さない

お風呂から上がった後、ぽかぽかの体を冷ますために裸でのんびりしたり、キンキンに冷えた飲み物を湯上り直後に飲むのはNGです。

まずは早くタオルで水分を拭き取って、衣類を着ましょう

扇風機や冷房に当たるのもできれば避けた方が良いでしょう。

せっかく温まって代謝が活発になった体を冷やすと、血流が鈍くなってしまいます

 

 

疲労回復には睡眠時間も大切

睡眠は疲れを取るために最も重要な要素のひとつです。

「しっかりお湯に浸かったけれど、睡眠時間は3時間」では、せっかくの入浴での健康効果も意味がなくなってしまいます。

睡眠の質を高めるために重要なのは、自律神経のスイッチを「副交感神経」に切り替えることです。

ストレスや緊張で興奮状態にある体は、「交感神経」が優位な状態なので、ゆっくりと40℃くらいのぬるいお湯に浸かってリラックスすれば、副交感神経優位の状態に切り替わります。

 

お風呂に浸かってリラックスした状態に切り替えられれば、良質な睡眠も手に入れられます。

お風呂には睡眠の質を格段にあげる効果も期待できるのです。

 

 

”寝ても取れない疲れ”に効く入浴法

入浴には体の健康だけでなく、精神面の疲労やストレスの軽減にも効果があります

 

精神的な落ち込み、憂鬱に効く入浴法

「イライラ」や「焦り」を感じている状態は、交感神経が優位になっています。

40℃のお湯に20分程しっかり浸かって、副交感神経へスイッチを切り替えましょう

 

「やる気が出ない」場合は、逆に交感神経を刺激してあげる必要があります。

42℃のお湯に5分間浸かれば、交感神経が適度に刺激されます

 

肩、首のコリに効く入浴法

肩こり、首こりで悩んでいる方は、まずは肩までお湯に浸かって温めましょう

しっかりと温めることで、緊張した筋肉に血流を巡らせてあげます。

また、肩や首をゆっくりと回して、筋肉をしっかりとほぐすことも大切です。

 

肩こりなどで痛みが集中しているところを東洋医学ではツボと呼びますが、そうした場所を温めながらゆっくりとほぐしてあげることで痛みは緩和されます。

 

 

疲労回復のためのオススメの入浴法 まとめ

日中が忙しくなってくると、つい、「シャワーでいいや」と済ましてしまいがちです。

ですが、日中頑張った日こそ湯船に浸かってしっかりと体をほぐしてあげることが大切です。

体を休めることももちろんですが、湯船に浸かっている間の10数分を頭空っぽにすることに使えば、寝る前に心も体もスッキリした状態で布団に入ることができます。

1日をリセットする意味でも湯船に浸かる習慣をつけるといいですよ。

 

 

それでは、本日も最後までご覧いただきありがとうございました。

また次回の記事でお会いしましょう。

 

本日もお疲れ様でした。

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