こんばんは。もぎです。
夏目前というか、もうすでに外は夏の気候ですね。
どんどん気温が上がり、日中は半袖でも汗ばむくらいの季節になってきました。
「脱水症状」と聞くと、部活動に励む学生や、炎天下での畑作業などで陥る症状と思われがちですが、実はオフィスワーカーの多くも陥る危険性があることをご存知でしょうか?
今回は脱水症状のメカニズムと、そうならないための効率的な水分補給方法についてご紹介します。
植物に含まれる水が現代人の水分補給を変える
ほとんどの人が、日中脱水症状に陥っている?
脱水症状のメカニズム
オフィスや家での典型的な1日を想像してみてください。
”朝、業務開始をしたら、終業まで、エアコンの効いた室内で、椅子から立ち上がって歩き回ることもほとんどなく、お昼休みも自席から動くことなくそのままお弁当を食べる。”
そんな方が多いのではないでしょうか?
実は、これだけでも脱水症状になるリスクが十分にあります。
なぜなら、人間の体は長時間動かないでいると、細胞内への水分補給と老廃物の排出に苦戦し、体中の水分の流れが悪くなるためです。
水分が滞り、体の水分量が2%減少しただけでも、人は認知障害が見られるようになると言われています。
男性の平均体重を70kg、女性の平均体重を50kgと仮にしますと、人間の体の水分量は約60%なので、それぞれ約42kg、約30kgが体内にある水分量となります。
そのうちの2%、つまり、わずか1リットルにも満たない水分損失が発生するだけで、理解力は低下し、判断力が鈍ることがわかっています。
しかも、大多数の人が、毎日15時までにこのような脱水症状に陥っており、21時にもなるとほとんど空っぽになってしまうそうです。
脱水症状発生のサイン
脱水症状になると、
- 関節が痛い
- 頭が重い(痛い)
- 昔の怪我が痛み出す
などの症状を悪化させることが、米国陸軍の最新研究結果によってわかっています。
スポーツなどの発汗を伴う運動により陥りやすい脱水症状は、主に血液中のナトリウムの不足によって発生します。
そのため、だるさや吐き気、けいれんなどを症状を伴い、すぐに脱水症状と判断しやすいです。
一方で、水分不足のみにより発生する脱水症状は、無意識に水分損失が起きるため、気付きにくいです。
サインも明確でないものが多く、ちょっとした体調不良などと勘違いしてしまう可能性もあるため、十分注意が必要です。
脱水症状の対策として、水を大量に飲むのはNG?
脱水症状のリスクに直面した時、多くは水を大量に摂取することを考えがちです。
しかし、最新科学で重視されているのは、量を摂取することではなく、どれだけ体にうまく吸収させるかという点です。
ただ水を飲むのではなく、”葉野菜”、”果実”、”根菜”、”果物”、”種子”など、植物に含まれる水分を摂取する比重を高めることが重要です。
植物に含まれる水分が脱水症状対策としてふさわしい理由
植物に含まれる水分は、すでに植物自体が精製した天然のミネラルウォーターです。
- pH(水素イオン濃度)のバランスも最適化されている
- 体に良いアルカリ性である
- たっぷりとミネラルを含み、栄養価まで備わっている
など、水分補給の手段としては完璧で、水だけを飲むよりも、体への吸収効果が高いこともわかっています。
植物含有水分を摂取して最適な水分補給を行えば、集中力が高まり、活力が湧き、脱水症状が原因の疲労から抜け出すことができ、さらには安定した睡眠効果まで得られるとする研究結果もあります。
また、適切な消化や排泄を促すので、毒素排出の効果も高まり、ダイエットの成果も出やすくなるとも言われています。
こうした体の機能の向上、不調の改善ができる点からも、植物含有水分を見逃す手はありません。
植物含有水分の栄養素はかなり豊富
植物含有水分に含まれる栄養素
水と植物、この両方から水分を補給することが良いと科学的にわかってきています。
水分を豊富に含む植物には、水分以外の恩恵もたくさんあります。
抗酸化物質、タンパク質(アミノ酸)、ビタミンのほか、カルシウム、マグネシウム、カリウム、ナトリウムといったミネラルなどの栄養素が豊富に含まれていることです。
これらの栄養素の一部は、電解質として植物中の水分に含まれていますが、実は、この電解質が人間の発揮するパフォーマンスに深く関わっています。
電解質が豊富な水は、人の判断力、認識力、気分調節などにもいい影響を与えます。
また、植物から水分補給をすると、植物の繊維質に溜まった水分が、ゆっくりと体に吸収されていきます。
繊維質から水分が逃げ出さず、長く体内に水分が留まるのも植物含有水分の特徴です。
体の深いところまでゆっくりと潤し、ゆっくりと放出するので、健康バランスの維持に大いに役立ちます。
円滑な水分補給には塩分も重要
植物とは別に、水分補給を円滑にする物質が塩です。
もちろん、加工された食用塩などを過剰に摂取することは体によくありません。
腎臓が尿として塩を体外に排出するためには、水分を多量に必要とするためです。
だからといって、塩分をカットしすぎるのも悪影響です。
塩に含まれるナトリウムは、カリウムと協力しながら体内の電荷のバランスを取り、細胞の機能を維持しています。
もし適切な塩分量が体内になければ、体内の電荷バランスが崩れ、細胞の機能が低下してしまいます。
よって、天然塩などを適量、水分とともに摂取することが必要です。
スポーツドリンクはどうか?
スポーツドリンクは水分補給に適しているように見えますが、人工甘味料や合成化学物質、食品着色料などの不要な添加物が過剰に含まれているものも一部あるため、必ずしも最適とは限りません。
また、スポーツドリンクには「合成電解質」が含まれているものもあります。
合成電解質とは、工場で精製された人口ミネラルで、取り入れることで体内に存在するミネラルを失わせる効果があることも近年の研究でわかってきています。
とはいえ、塩と水分、糖が同時に摂取できること、またその手軽さから、スポーツ中の水分補給などであれば、およそ問題ないと思われます。
スムージーで水分補給しよう
植物含有水分を効果的に摂取する手っ取り早い方法がスムージーです。
野菜/果物ジュースではなくスムージーであることがポイントです。
ジュースには、植物に含まれる栄養素は含まれていますが、果肉を取り除いてしまうため、繊維質が残っていません。
最適な水分補給という視点で考えると、繊維質が含まれるスムージーの方が優れていると言えるでしょう。
前述の通り、植物の持つ繊維質はスポンジのように水分を吸収し、体内に長く水分を保持して、ゆっくりと放出してくれるためです。
コンビニなどで手軽に買えるものでももちろん構いませんが、自宅で簡単に作れますのでぜひご自宅で作ってみてください。
簡単なレシピをご紹介しておきます。
作り方は、材料をミキサーやブレンダーで30秒前後混ぜるだけです。
グリーンスムージー
- ほうれん草 1カップ
- きゅうり 1/2本
- りんご 1個
- レモン/ライム 1/2個
- 牛乳 1/2カップ
- きざみ生姜 お好みで
- 水 1〜2カップ
フルーツスムージー
- 冷凍マンゴー 1カップ
- 冷凍パイン 1カップ
- バナナ 1本
- セロリ 1本
- 生姜 お好みで
- りんご酢 小さじ2杯
- 牛乳 1カップ
- 水 1〜2カップ
効率的な水分補給方法 まとめ
いかがでしたでしょうか。
脱水症状は夏場、屋外作業でのみ起こりうるものではありません。
水分補給ももちろん大事ですが、ずっと座りっぱなしになるのではなく、1〜2時間おきのストレッチやオフィス内を歩いてみるなど、適度に体を動かすことでも改善されますのでぜひ試してみてください。
水分補給としての側面ももちろんですが、栄養が偏りがちな方は、栄養バランスを整える意味でもスムージーなどから適切に野菜を摂取することが大切ですよ。
それでは、本日も最後までご覧いただきありがとうございました。
また次回の記事でお会いしましょう。
本日もお疲れ様でした。
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