こんにちは。もぎです。
自分は運のない方だと思いますか?それとも幸運な方だと思うでしょうか?
おそらくどちらの答えにしても、あなたのこれまでの人生・経験の中に、そう思わせるような”何か”があったのだと思います。
ですが、本当にそうでしょうか?
絶対的に運がいい人、運が悪い人がいるということは科学的には証明されていません。
一方で、自分のことを”運がいい”と感じる人は、常にものごとを楽天的に受け止め、希望を高める行動をしている傾向にあることが、マンチェスター大学の研究により明らかにっています
つまり、「実際に幸運なことが舞い込みやすいから、運がいいと感じる」のではなく、「自分は運がいいと考えて、ものごとをポジティブに捉えたり希望を高めるための行動ができるから、幸運なことが舞い込みやすい」という事実においては、一定の科学的な証明がされているということです。
自分のことを根拠もなく、運の悪い人間だと考えていませんか?
あなたの考え方や行動が、あなた自身を幸運から遠ざけているかもしれません。
人生には2種類の運がある
人生においては、自分でコントロールできる運(非確率的な運)と、人知の及ばない運(確率的な運)があります。
多くの人は、後者の人知の及ばない運ばかりをみて「自分は運のない人間だ」と嘆きますが、今回ご紹介する「自分の努力でコントロールできる運」はこの確率的な運ではありません。
後者の運の代表例として、サイコロの出目や宝くじの当選番号を挙げることができます。
これらの「自らの行動で変えることも、再現することもできないような確率的な運に対しては、一喜一憂しないこと」が最も大切です。
あまりに盲信するあまり、怪しい壺や霊力のある石など買わないように気をつけてくださいね。
つまり、今回「自分の力で上げられる」とお伝えしたのは前者の非確率的な運ということになります。
それでは、結局のところ、何をしたら運が上がるのでしょうか?
自分で運を上げるとは、「当たり」を引く回数を増やすということです。
そのためには、ポジティブな考え方を捉え方をしたり、行動を起こしながら試行回数(チャレンジ)を増やすことで、人生という長い歩みのなかで「当たり」を引く回数を増やすことが重要です。
これは自分自身の考え方や物事の見方、行動、習慣を変えることで誰でも実現することができます。
結局のところ、試行回数が少ない人はチャンスをチャンスと認識できていないだけ、なのです。
今ある日常が少しでも変わらないように守ることに注力し、変化を求めない人。
積極的に変化を求めて日々チャレンジを続ける人。
どちらが、試行回数が多く、チャンスに巡り会う可能性が高いかは誰の目にも明らかですよね。
動くか、動かないか。
試すか、試さないか。
気づくか、気づかないか。
人生において、運を呼び込むために必要なのはこれだけです。
運をあげるために必要な3つの方法
不安に強くなり、自ら動き続けること
人は安心・安定を求める生き物なので、変化を嫌います。
行動し続けることは、不安な状態に身を置き続けることですので、この不安に強くなることが運を上げるのにとても大切です。
心理学的に、不安傾向が強い人、物事をネガティブに考える人は、自分の周りで起こっている物事の変化に気付きにくいというデータもあります。
つまり、不安を抱えていると、行動する回数が減り、試行回数が減るために、結果的に幸運にも気付きにくくなるのです。
対して、ポジティブな人はリラックスしているので、全体を見渡す余裕があり、あちらこちらにあるチャンスに気付きやすいわけです。
日頃から、不安を遠ざけ、冷静に状況を見極めることで、余裕を生み出す準備をしておきましょう。
試行回数を増やす
とにかく何度も、何度もやってみることで試行回数の絶対数を増やしましょう。
人間の脳は本能的に楽をしたがる仕組みになっており、慣れたことを繰り返す日々では、意志力や集中力を司る前頭葉をあまり使わなくなります。
そうして機械的な対応で流すことが多くなり、結果として新しい発見やチャンスにも鈍感になってしまいます。
プロスペクト理論でも証明されている通り、人は失敗による損失を、成功による利益よりも大きく感じてしまいます。
失敗を避けたいと思うあまり、試行回数が少なくなってしまいがちですが、コツコツと試行を重ねることで自分の実力、経験を集積しながらチャンスが来るタイミングを待つトレーニングをしましょう。
気づく力を鍛える
運を上げるための最後の要素が、気づく力です。
不安を遠ざけ変化を求めて行動し、試行回数を増やしてチャンスの到来を待ったとしても、到来したチャンスに気づけなければ掴むことができません。
ウエスタンワシントン大学の有名な研究で以下のようなものがあります。
「金のなる木の実験」としても有名です。
大学構内の、学生が頻繁に通る道の樹木にドル札をくくりつけ吊るしておき、何人がその事実に気づくかを調査しました。
その結果、金のなる木に気づいたのは全学生のわずか6%でした。
この研究から、予期せぬ幸運に気付くことができる人の割合は極めて少ないと結論づけています。
確かに、ただの木にお金が吊るされていることなど想像もつかないかもしれません。
しかし、誰にも訪れる可能性のある不測の幸運に気付けるか否かで、その人の運の良さが決まってしまうことも事実です。
結果として、幸運を見逃した人は、「あの人はラッキーだった」「自分はアンラッキーだ」と評価してしまいます。
このようにな実験からも、訪れるチャンスの数は同じで、気づいて行動に移せたか、移せなかったかの違いだけで結果が左右されてしまうことをご理解いただけたと思います。
運は自分の行動で上げることができる まとめ
いかがでしたでしょうか。
根拠もなく、自分は運が悪いと自己評価していませんでしたか?
運の良さ、悪さは、「チャンスの量×目の前にあるチャンスに気付けるか」 でのみ決まります。
運は不平等なものだと思われがちですが、一生の間にやってくる運の総量に大きな個人差はありません。
より多くのチャンスに巡り会う努力をし、そのチャンスに気づくことができるようになるためにトレーニングをしましょう。
不安に強くなる⇨試行回数を増やす⇨気づく力を鍛える
この3つのサイクルを何度も回転させて、自分の運をあげて行きましょう。
それでは、本日も最後までご覧いただきありがとうございました。
また次回の記事でお会いしましょう。
本日もお疲れ様でした。
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