【ロックダウン】コロナウィルスの感染拡大防止になぜ活動自粛が必要なのか

生活

こんにちは。もぎです。

今回は世界各国で集団感染の猛威を奮う、コロナウィルスの感染拡大防止についての記事です。

 

つい最近まで、どこか別の国の話かと思っていたコロナウィルスですが、またたく間に日本も当事者になってしまいました。

3月末現在、東京、大阪など日本の各地方自治体より活動自粛要請が出され、さらに多くの自治体から”週末の不要不急の外出自粛”について要請されています。

主観ですが、ここ十数年で、これほどまでに政府が経済活動を含む国民の生活に自粛要請を出したのは初めてだと思います。

 

では、なぜ政府は感染拡大の水際対策として、異常なまでの移動制限を進めるのか

理由は勿論、移動制限という対策に一定の効果があると認識しているからです。

 

それはなぜなのか、その理由について以下でご説明したいと思います。

※筆者は感染症対策の専門家ではありませんので、多分に筆者の主観が入った記事となっていることあらかじめお詫びしておきます。



コロナウイルスの封じ込め 効果的なワクチンの見通しは?

コロナウィルスには現時点で有効な治療薬やワクチンがなく、世界中の医療・医薬研究機関で新薬の開発が急がれています。

治療薬開発のアプローチの手法は二つ。

1つめ:既存の薬をコロナウィルスに転用

・抗インフルエンザウィルス薬の”アビガン(富士フィルム富山化学)”

・気管支喘息治療薬である”オルベスコ(帝人ファーマ)”

・HIV感染症の治療薬である”カレトラ(米 アッヴィ)”

など

2つめ:新薬開発

すでにコロナウィルスから回復した患者の血漿(けっしょう)から採取した、病原体特異的な抗体を濃縮して疾患患者に投与することで免疫系を活性化する方法。

SARSに対する多数の抗体を特定、混合し臨床試験を実施することで今回のCOVID-19でも効果を示す抗体を特定す方法。

などの開発方法が採られています。

 

ワクチンも同様に様々な研究が進められていますが、特効薬になりうるものの開発にはまだ時間がかかる見通しです。

都市封鎖(ロックダウン)など物理的な感染拡大防止策の効果は?

冒頭で述べたように、現在、この未曾有の感染症に立ち向かうため、世界各国の都市で「ロックダウン」が敢行され、日常生活に支障をきたすレベルでの経済活動含む日常生活の制限がかけられています。

このような物理的な感染拡大防止策には効果があるのでしょうか?

 

こちらのワシントンポストの記事をご覧ください。

https://www.washingtonpost.com/graphics/2020/health/corona-simulation-japanese/

物理的な移動制限が感染症の拡大にどのように寄与するか、簡易的なコミュニティモデルを利用してシミュレーションした結果をご覧いただけます。

このシミュレーション通り、移動制限を加えたモデルでは、そうでないモデルに比べて拡大速度が如実に緩やかになっています。
結果として感染する人の数が減少しているのはもちろん、爆発的な感染拡大が起こっていないことがわかります。

 

現在の医療機関が抱える最も大きな問題は、
短期間での感染症患者の増加により、対応に当たれる医療従事者や医療道具、人工呼吸器などの重症化した患者に必要な医療機器が不足することです。

少なくとも、移動制限によって爆発的な感染拡大を抑えられるのであれば、現在の医療機関が直面するこのような課題は解決できることになります。

そういった意味で、現在実施のロックダウンなど移動制限による感染拡大防止策には一定の効果があることがわかります。

コロナウィルスの感染拡大対策としての移動制限に効果はあるのか まとめ

いかがでしたでしょうか。

移動制限に一定の効果があることは本記事でなんとなくご理解いただけたかと思いますが、あくまで理論上の話です。

現実問題としては、全国民がまったく外出せず、誰とも会うことなく一定期間生活することは物理的に不可能です。

それでも、全員が意識して、最大限の配慮を持って生活をすることである程度は感染拡大を防ぐことができると思います。

ひとりひとりが全体のことを考えて活動自粛することでこの難局を乗り越えていきましょう。
暇つぶしに他の記事も眺めていただけると、もれなく筆者が喜びます。笑

 

それでは、本日も最後までご覧いただきありがとうございました。

また次回の記事でお会いしましょう。

 

本日もお疲れ様でした。

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