こんにちは。もぎです。
お酒は好きだけどめっぽう弱い、元バーテンが大好きなお酒について発信しています。
今回は4大スピリッツの一つである”ウォッカ(VODKA)”についてご紹介します。
さて、この記事を辿り着いたということは、みなさんもお酒やウォッカに興味がおありということですね^^
お店で一度は見たことのある定番の銘柄からちょっと変わったものまで、各銘柄のおすすめの飲み方も交えてご紹介していきますよー!
ウォッカ(VODKA)とは
ウォッカ(VODKA)は一般的に「大麦」や「小麦」、「ライ麦」などの穀物を原料として作られる蒸留酒です。
※蒸留酒…醸造酒を蒸留して作ったお酒。簡単に言うと、度数の低いアルコールを火にかけて濃縮、度数を高めたもの。
蒸留したあとに白樺の炭で濾過して造られるため、ジュニパーベリーなどの植物由来成分を加えて造られるジンに比べて、クセが少なくすっきりとした味わいになるのが特徴です。
一般的なウォッカ(VODKA)は複数回にわたり蒸留を重ねて一度95%以上までアルコール成分を引き上げてから加水をしてアルコール度数を調整します。
様々なメーカーから”原料”と”アルコール度数”の異なる多彩な銘柄が出ているので、飲み方に応じて選ぶのも楽しいですね。
ウォッカは大きく2種類に分けられる
ピュアウォッカ
ウォッカのなかでも、アルコール以外の味や香りがない無色透明のモノはピュアウォッカと呼ばれます。
ウォッカ本来の風味を楽しめるので、ストレートやロックなどの飲み方が人気です。
一方で、ほかの材料の風味を損なわないというメリットもあることから、カクテルベースに使われることも多く幅広い人気を集めています。
まろやかで優しいウォッカの味わいを感じたい方には、ピュアウォッカがおすすめです。
フレーバードウォッカ
フレーバードウォッカは、ピュアウォッカをベースに、フルーツ・ハーブ・香辛料などを漬け込んだり、人工甘味料を加えたりすることで造られます。
アルコール以外の風味を楽しめるので、甘味や辛味などを加えたウォッカを楽しみたい方におすすめです。
ストレートやロックでも飲めますが、ソーダ割りにすることで炭酸が泡立つことによって、フレーバーをより楽しめます。
ウォッカのおすすめ銘柄”11選”
ウォッカのおすすめ銘柄を以下でご紹介します。
スミノフ
誰もが一度は目にしたことがあるでしょう。本場ロシアのピュアウォッカです。
スミノフウォッカは、ピュアウォッカとして世界一の流通量を誇り、世界中で生産されています。
また、時の皇帝アレキサンダー3世に気に入られ、ロシア皇帝御用達になった歴史もあり、実力と伝統を兼ね備えたウォッカです。
長い時間をかけてろ過することで、雑味や濁りが除かれ無色透明のクリアな味わいが特徴です。
世界的な評価も高く、サンフランシスコのスピリッツコンペティションで2003年と2008年に金賞を獲得するなど、数々の受賞歴があります。
飲み方は、カクテルベースがおすすめ。クセがないので、どんなカクテルにも相性バッチリです。
ストリチナヤ
ストリチナヤは、1901年に本場ロシアで生まれたピュアウォッカです。
大統領の晩餐会でも飲まれるほどのプレミアムウォッカです。
現在はラトビアが原産国となっていますが、まろやかな味わいは変わりません。
正統派ながら安価で楽しめるのも人気の理由ですね!
原料は、ロシア南部の黒土地帯で栽培された冬麦・ライ麦・トウモロコシ。
そこに、岩盤層から汲み上げたミネラル豊富な水を使用して、4回のろ過を行って製造しています。
おすすめの飲み方はストレート。
冷凍庫でキンキンに冷やして、ショットグラスで飲んでみてください。
ズブロッカ
ラテン語の「聖なる草」を意味するバイソングラスのエキスを使用したフレーバードウォッカです。
バイソングラスは独特な香りが特徴で、ポーランド北東部のビアウォヴィエジャの森にのみ自生している入手が困難な草です。
500年以上にわたる歴史と伝統をもつポーランドの至宝とも言えるウォッカで、独特の甘い香りとまろやかな口当たりが特徴です。
飲み方のイチオシはコーラ割り。
バイソングラスの薬草っぽい香りとコーラのもつ炭酸、甘さがクセになります。
筆者の最も好きなウォッカのひとつです^^
アブソルベント
アブソルベントは、多くのウォッカブランドがあるポーランドのなかでも高い人気を集めるピュアウォッカです。
「世界で最もピュアなウォッカ」がキャッチフレーズ。
その根拠となるのは、徹底的に不純物を取り除く製造過程です。
ポーランドの手つかずの自然の源泉から汲み取った水を5回ろ過し、そのあと7回の蒸留を行っています。
クリアでクセのない味わいなので、カクテルと好相性。
特に、バラライカやコスモポリタンのようなショートカクテルとの相性が抜群なのでおすすめです。
スピリタス
世界最強のウォッカとして知らない人はいないほどに人気のスピリタス。
ポーランド産でアルコール度数96%のピュアウォッカです。
70回以上の蒸留を繰り返すことで、高濃度のアルコール度数を実現しています。
ストレートやロックで飲むと、焼けるような熱さを感じ、少量でも急性アルコール中毒になることがあるので、飲み方には注意が必要です。
おすすめは、果実酒を漬け込むためのアルコールとして利用する方法。
アルコール度数が非常に高いため、短期間で果実の美味しさが引き出されます。
また、極限まで蒸留されているので、雑味がありません。
アブソルート カラント
カシスの甘みと香りの絶妙なハーモニーをあわせ持つフレーバードウォッカ。
厳選したスウェーデン産のカシス(クロスグリ)の甘みとクリアな味わいが絶妙なハーモニーです。
カシス果実の香りの中にほのかにカシスの葉の香りが漂う、リッチでなめらかな味わいとほのかな酸味が特徴です。
おすすめの飲み方は、トニックウォーターやソーダ割り。
カシスカクテルを彷彿とさせる味わいになります。
もちろん、同じアブソルートからピュアウォッカも出ていますので、そちらもぜひお楽しみいただければ^^
エリストフ
エリストフは、1806年にグルジアの貴族エリストフ家が開発したピュアウォッカです。
グルジアは狼の生息地であるため、ボトルにはグルジアを象徴する狼が描かれています。
原料は、厳選されたライ麦。3回の蒸留をした後に、チャコールフィルターでろ過し、ウォッカ本来のピュアさを追求しています。
おすすめの飲み方はウォッカトニック。ウォッカ本来のピュアな味わいが楽しめます。
グレイグース ラ ポワール
美食の国フランスが原産国のフレーバードウォッカです。
蒸留を重ねる際にラ・フランスのエキスを加えることで、ゴージャスな口当たりになっています。高級感漂う花のような柔らかな香りとラ・フランスの香りの調和が特徴です。
おすすめの飲み方は、トニックウォーターやソーダ割り。
こちらも、同じグレイグースからピュアウォッカが出ていますので、そちらもぜひご賞味ください。
SKYY(スカイ)
SKYYは、アメリカのサンフランシスコで生まれたピュアウォッカです。
4回の蒸留と3回のろ過を経て透明度の高いウォッカに仕上げています。
ボトルは、爽やかなコバルトブルーで、無色透明なボトルが多いウォッカのなかでは目を引くパッケージです。
おすすめの飲み方は、ソルティ・ドッグや、モスコミュール。
スカイのクリアな味わいと相性抜群ですよ。
TUMUGI
国産のウォッカについても少しご紹介を。
TUMUGI(ツムギ)は、正確にはウォッカではなく、麹を使った日本独自の酒造りから生まれた国産のスピリッツです。
「和ピリッツ」と銘打ったラベルが特徴でアルコール度数は40%。
麦焼酎「いいちこ」を製造している大分県の三和酒類が製造元で、SNSを中心に注目度が高まっています。
おすすめの飲み方は、ソーダ割り。
麹がほのかに香りますが、主張が強すぎないため、シンプルな飲み方によく合います。
さらに、レモンやライムなどの柑橘類をひと絞り入れることで、ソーダ割りとの変化を楽しめます。
奥飛騨
世界でも珍しい米を原料にした日本国産のピュアウォッカです。
輸入品である各国のウォッカにはない、日本酒のような斬新なラベルデザインと原料、それから甘みを持ったまろやかな口当たりであるのが特徴です。
中々手に入りにくい為多くの人に購入できないというのがネックですが、一度味わってみればプレゼントにも最適な美味しいウォッカとしておすすめです。
おすすめの飲み方はストレート、飲む前にキンキンに冷やして氷を入れずに楽しみましょう!
おすすめウォッカ まとめ
さあ、定番から変わり種まで、おすすめのウォッカを11銘柄ご紹介してきました。
バーなどで見かけたことのある瓶や銘柄も多かったのではないでしょうか?
知らなかったもの、知っていたけど挑戦したことがなかったものがもしあれば、一度挑戦してみてはいかがでしょうか。
また、おうちに一本ウォッカを用意しておけば、フルーツジュースや炭酸水で割ることで自宅で簡単にカクテルが楽しめます。
気軽にお家で楽しむことができるものばかりですので、お気に入りの一本を見つけてお家で一人晩酌を楽しむもよし、恋人、友人と楽しみながら作るもよしです。
ぜひ楽しいカクテルライフを送ってくださいね。
本記事を通して、少しでもカクテルに興味を持っていただけたら嬉しいです。
それでは、本日も最後までご覧いただきありがとうございました。
また次回の記事でお会いしましょう。
本日もお疲れ様でした。
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