こんにちは。もぎです。
お酒は好きだけどめっぽう弱い、元バーテンが大好きなお酒について発信しています。
さて、居酒屋などでドリンクを注文するとき、こんなこと思ったことありませんか?
「レモンチューハイとレモンサワーの違いって何なん?」
今回はチューハイとサワーの違いについてご紹介します^^
チューハイとサワーの違い
結論から言うと、今では明確な区別はありません。
ですが、本来はどんな使い分けだったの?といった疑問に以下でお答えしていきます!
チューハイとは
チューハイとは何を指しているのでしょうか。
チューハイは、焼酎の「酎」とハイボールの「ハイ」を合わせた言葉です。
ハイボールといえば、今やウイスキーの炭酸割りとして広く知られていますが、本来の意味ではお酒を炭酸で割ったあらゆるカクテルの総称なんです。ご存知でしたか?
焼酎を使ったカクテルを炭酸で割っているので。チューハイ(酎ハイ)と呼ばれています。
多彩なチューハイ
チューハイという言葉自体に厳密な区分や規定があるわけではなく、酒税法上も独立した品目としての規定はありません。
実際のところ、その種類はとても多彩で、ウーロンハイや緑茶ハイのように炭酸で割らなくてもチューハイの区分に存在するものもあります。
ですが基本的には焼酎をベースに、果汁などを加え、炭酸で割った飲み物のことを指す場合が多いです。
缶チューハイの台頭
日本初の缶入りチューハイが登場したのは、1984年。登場から30余年、現在でも市場は拡大を続けています。
ストロング系と呼ばれるアルコール度数が8%以上のもの、逆に低アルコールで飲みやすいもの、果汁感にこだわったものなど、販売各社の幅広い顧客を掴む戦略が奏功し広く日本に浸透しています。
最近だとコカコーラから発売された”檸檬堂”が人気ですよね!
サワーとは
生レモンサワー、グレープフルーツサワーなど、居酒屋の定番ですね。
この「サワー」、語源は酸っぱいを意味する「sour」です。本来はウォッカなどのスピリッツを酸味の強い柑橘類やベリー類のジュースで割って、酸味と甘味をプラスしたカクテルのこと指します。そのカクテルに炭酸水を加えたものを日本ではサワーと呼んでいます。
え、でもカルピスサワーとか青リンゴサワーって柑橘じゃないよね?
その通り。そもそもは、酸味の強い果汁などが使われているものをサワーと呼んでいましたが、現在では甘味だけのものもサワーと呼びます。ちなみに、ベースに使われるお酒が焼酎の場合でもサワーと呼ばれることがあるので、実際のところチューハイとサワーは現在ではほぼ同意義で使われているケースも多いです。
チューハイとサワー、明確に区別するとしたら?
本来の意味
前述のように、本来の意味では、チューハイは焼酎(主に甲種焼酎)を炭酸水で割ったカクテルのこと。
サワーはウォッカなどのスピリッツと酸味の強い果実ジュースを使ったカクテル。
と区別することができそうます。
地域性による違い
両者には、地域性の違いもあるようです。
というのも、サワーという言葉はそもそも関西ではあまりメジャーではありません。居酒屋に行っても、メニューに並んでいるのはチューハイだけ。
関東でサワーという言葉が広く使われるようになったのは、1980年代に「ハイサワー」と呼ばれるレモン風味の炭酸水が発売され、カクテルの割材として関東を中心に広く普及したことが関係していると言われています。
チューハイとサワーの違い まとめ
いかがでしたでしょうか。
本来はまるで違う飲み物でしたが、現在ではその住み分けが曖昧になりつつあるチューハイとサワー。
もちろん、両者を使い分けている店もありますので、そんなお店では飲み比べてみるのも面白いかもしれません。また、缶飲料であれば、ベースの酒が「焼酎」なのか、「ウォッカなどのスピリッツ」なのか確認することもできます。
これから、お家でお酒を楽しむ時には気にしてみると楽しいかもしれません。
それでは、本日も最後までご覧いただきありがとうございました。
また次回の記事でお会いしましょう。
本日もお疲れ様でした。
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